島田文庫について
・島田文庫は明治時代の仏教学者島田蕃根旧蔵の、図書約500点よりなる修験道文献の特異な集成です。
・本文庫の根幹は島田家累代の修験道文書,または記録ですが,斯道に関する典籍も含まれています。
・文治4年(1185)筆の「火ウチ次第」のような珍しい古記録も見出されますが,その他はほとんどが徳川期の筆写文献です。ほかに昌安撰の「修験問答 儀」天文19年(1550)筆,「伊都伎大願寺鐘銘」永録3年(1560)筆,光栄撰「十二道具」天正19年(1591)筆が,室町期の文献として挙げる ことができます。
・本文庫の旧蔵者島田蕃根は文政10年(1827)周防の徳山に生れ,三井寺において仏教学を修め,仏教各宗の要義に通じたと伝えられます。明治12年 「大蔵経」縮刷の刊行を企画して弘教書院を興し,5年の歳月を費して「縮刷大蔵経」40帙419冊出版の大事業を完成しました。
収録内容について
・本目録は、2004年2月時点の調査にもとづく島田文庫の目録です。
・目録は書名の五十音順に並んでいます。見出し文字をクリックすると、その文字から始まる書名が表示されます。
・資料の閲覧には事前予約が必要です。ご案内はこちら。
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