平松文庫について
・平松文庫は、故平松時厚子爵の旧蔵書について1910(明治43)年に寄託を受けたことに由来する文庫です。西洞院時慶を遠祖とする平松家の、日記・記録文書・写本など、和書が中心となっています。
・平松家は近衛家の家司として代々朝廷の記録をつかさどった家柄であり、「日記の家」とも称されていました。平松家代々の人々が残した朝廷の儀式・典礼関係の記録文書が特に豊富です。国文学の写本・注釈書のほか、連歌詠草の類が多いのも特徴です。
・特筆すべきは「兵範記」「範国記」「知信記」の3点です。いずれも平安時代史研究の重要な根本資料であり、特に「兵範記」は保元の乱についての記述が注目されます。3点とも重要文化財に指定されています。
収録内容について
・本目録は、2003年7月時点の調査にもとづく平松文庫1137点の目録です。
・目録は書名の五十音順に並んでいます。見出し文字をクリックすると、その文字から始まる書名が表示されます。
・資料画像がある資料は、画像をクリックすることによって、資料の全頁画像がご覧になれます。
・資料の閲覧には事前予約が必要です。ご案内はこちら。
国文学研究資料館 所蔵和古書・マイクロ/デジタル目録データベースでの電子画像公開について
・一部資料について、国文学研究資料館が作成している所蔵和古書・マイクロ/デジタル目録データベース (https://base1.nijl.ac.jp/~wakosyo/)で全ページ画像(モノクロ)が公開されています。
京都大学附属図書館 平松家本 画像一覧
https://base1.nijl.ac.jp/~tkoten/owners/syuusyuu_list/list_kyoudaihiramatsu.html
Copyright 2003. Kyoto University Library